INDEX
  1. パソコン回収の際、データの消去はしてもらえますか?
  2. 素材に含まれたレアメタル
  3. データ消去の方法と手順
  4. ご自身に合った方法で消去しましょう

こんにちは!
スタッフの新井です。

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今回のブログはお客様からよくいただくご質問の中から、デスクトップパソコンやノートパソコンなどパソコンのデータ消去についてお話ししたいと思います。

また、以前のブログでもパソコンの処分方法についてご紹介させて頂いております。
是非一度ご覧下さい。

 →パソコン回収パソコン処分・廃棄の方法

パソコン回収の際、データの消去はしてもらえますか?

上記のようなご質問は、パソコン処分をご依頼いただいたお客様の実に7割程のお客様からいただきます。
個人様、法人様を問わず、様々な情報が入っているパソコンを廃棄する際は、どなたも気になる部分です。
最近では、特定のパソコンならヤマト運輸などの配達業者に依頼して着払いで直接送っていただければ無料で引き取る、といったサービスもあるようです。

素材に含まれたレアメタル

では、なぜどの業者も無料や格安でパソコンを回収しているのでしょうか?
その理由をご説明する前に、まず本体の素材についてお話しいたします。

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パソコンの内部からは、鉄、銅、アルミ、貴金属、ガラス等を取り出す事ができ、それらは資源として再生する事が出来ます。
さらに!近年よく耳にする「レアメタル」も入っています。

※レアメタルとは
流通量・使用量が少なく希少な金属のことです。
コバルト、チタン、ニオブ、バナジウム、レアアース(希土類元素)などがレアメタルです。
貴金属(金、銀、プラチナ、パラジウムなど)の希少金属も合わせてレアメタルという場合もあります。

なんとこのレアメタル、ハードディスクにも使われています。
データを保存するのに一番大事な部分にも使われているのです。

この様に、パソコンはまさに都市鉱山の一角を担っております。
そのため、たとえリユースやリメイクが難しく売れ残るような商品でも、再資源化という道があるため重宝されているのです。

データ消去の方法と手順

肝心のデータ消去方法はメーカーによっても異なりますが、大きく3種類に分かれます。
それぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。

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その1 データ消去ソフトを使用して消す
・メリット
パソコンを分解が不要
・デメリット
ソフトが起動しないパソコンには使用できない

その2 データの記憶装置であるハードディスク(HDD)自体を抜き物理破壊する
・メリット
費用がかからない
・デメリット
取り外しが難しい場合がある
付属品やパーツを分解するとパソコンとして廃棄処分出来ない場合がある

その3 特殊の装置で特殊な磁気をかけて消す
・メリット
起動しないハードディスクでもデータ消去できる
・デメリット
専用装置が必要となる

個人では消去ソフトの利用か、ハードディスクを取り出すの2種類どちらかになると思います。
パソコンによっても方法が異なる為、お使いのパソコンメーカーに、お問い合わせ頂くのが確実です。

ご自身に合った方法で消去しましょう

データ消去は資源になる前の大事な工程です。
方法はいくつかございますが、お客様ご自身でデータ消去を行う場合、比較的楽に出来そうな方法で消去していただくのがオススメです。
私自身は仕事上の関係から、物理破壊が楽に出来そうです(笑)