こんばんは。おまかせリサイクルの中村です。
ポカポカと気持ちの良かった春が終わり、ジメジメとした梅雨の時期になってきました。
同時に気温もどんどん暑くなってきましたので、私は一足早く衣替えし、夏の作業モード全開です。
この時期になると、毎朝自宅から仕事へ向かう際、着替えやタオル、そして一番大事な水を必ず持参しています。
汗をかくことは好きですが、気をつけていないと熱中症になってしまうと大変です。
同時に、暑くなってくると徐々に増加してくるのが、ゴミ屋敷やネコ屋敷などの片付け作業です。
- ・夏場には悪臭が強くなり窓が開けれない
- ・害虫が繁殖している
などの理由で近隣からの苦情が増えるのも一つの理由です。
繫忙期(3〜4月)は、電化製品や家具などの回収、軽トラック積み放題を多くご依頼頂きます。
そのため、どうしても時間がかかってしまうゴミ屋敷片付け作業などは、お断りさせて頂く事もありました。
しかし、最近では忙しさも落ち着き、あらゆるご依頼に対応できやすくなってきました。
今回は、そんなゴミ屋敷の片付け作業について、ご紹介していきたいと思います。
→ゴミ屋敷や汚部屋の料金についてはこちら大阪でのゴミ屋敷片付けの料金について
千差万別、片付けられない理由
部屋を片付けられない理由は、人によって様々です。
片付けが出来ない方や苦手だという方は、日々の片付けが出来ないために、必然的にゴミが増えてしまい、結果的に収拾がつかなくなってしまうことがほとんどです。
また、ゴミがあったり散らかっていても全く平気だという考えの方もいますし、ゴミをゴミだとは思わずに集めてくる方もいます。
片付けなければと思っていても、精神的な理由から片付けられない方もいます。
ADHD(注意欠陥、多動性障害)
「集中力」「活動性」「多動性」など行動をコントロールしにくいのが特徴で、日常の生活でもパニック状態になり、掃除を放棄してしまうケースがあります。
その他には、仕事や人間関係の強いストレスや急な孤独による理由も多くあるようです。
しかし、ゴミ屋敷は自分1人の問題ではなく、家族や近隣の方などにとても迷惑がかかってしまいます。
時には火事になって、全てを失ってしまうケースも考えられます。
確かに、片付けられなくなり収拾がつかなくなるのはわかりますが、いつか片付けをしなくてはいけません。
大変デリケートな部分ですが、自覚症状がない精神的な理由や、脳の発達障害などによってごみ屋敷や汚部屋にしてしまうケースも多いそうです。
お一人で悩まれずに、専門医やご親族に一度ご相談下さい。
もしできない場合は、不用品回収業者や掃除屋さんなどに依頼するのも一つの手段です。
暑い時期のゴミ屋敷や汚部屋は想像以上に過酷です
まず初めに、長年に渡り積もった生活ごみから発生する刺激臭。
続いて、ホコリやダニなどのハウスダスト。
最後に、部屋がほぼ締め切り状態のため、ムンムンとして外よりも明らかに暑い室温。
この3点が見事に揃うと、生活する上での気力、体力、知力がどんどん無くなります。
どこのゴミ屋敷にも当てはまる事が多いですが、ゴミ袋に入っていても分別がされていません。
可燃物、不燃物の分別はもちろんですが、プラスチックや空き缶、古紙などの資源ゴミもしっかりと分別して袋詰めをしなくてはいけません。
正直、一気に全てのゴミをガサーっと袋に詰め込みたいのが本心です(笑)。
平野区のごみ屋敷を綺麗にしてきました
搬出条件 | アパート2階の間取りが2Kの階段作業 |
ゴミの量 | 玄関から寝室まで足の踏み場無し。 特に、寝室は床見えず |
ゴミの高さ | 床上15cm〜50cm強 |
作業人数 | 5名 |
今回の案件では、本類やペットボトル、空き缶などがとても多く、中でも驚いた事がタバコの吸殻がそこら中に散乱していました。
可燃物が積もり重なっているのですから、一歩間違えていたら大火事です。
実際に、ゴミ屋敷からの火事が多い事は確かで、遊び半分で放火される事例もあるようです。
それにしても、ゴミを出しても出しても減っていく気配がありません。
逆に、どこからかゴミが湧いてきているかのようです。
確かに考えてみると、ゴミの上で生活をしているわけです。
体重でどんどん潰されていき、見た目以上の量になっています。
ゴミが綺麗に積み重なっていて、床上50cmの層になっています。
まさに、ゴミから出来るナチュラル・バームクーヘンやぁーー!
写真のように、弊社は街で良く見かけるパッカー車を協力会社に委託して作業を行います。
弊社スタッフにて、ゴミの分別はしっかりとおこなっていますが、再度パッカー車のドライバーが確認してくれます。
また、機械の力は凄いです。
驚くほどの量が吸い込まれていきます。
Before
↓
After
そして、全てのゴミを出しきり、最後は掃き掃除をして、約4時間で作業が終了しました。
これだけの量があると、終わった後の達成感はとても心地良いものがあります。
Before
↓
After
さっきまでのゴミの山がウソのように、綺麗に片付け終わりました。
お客様は、この変化にとてもビックリしていました。
お部屋もお客様の気持ちもスッキリして、弊社スタッフも満足顔です。
最後に
- ・ちょっとゴミが溜まってきた。
- ・部屋がゴミなどで汚れてきた。
- ・片付けたいけど、時間がなくて片付けられない。
- ・自分1人では、どうにもならない。
そのままの状態にしておくと、収拾がつかなくなってきてしまいます。
1番おすすめの方法は、もちろんお客様ご自身でおこなうことです。
少しゴミなどがたまってきたと思ったら、面倒くさがらずに、ちょこちょこ捨てましょう。
塵も積もれば山となります。
ゴミ屋敷化する前に不用品回収業者や掃除屋さんに委託する事もおすすめします。