新年、明けましておめでとうございます。
スタッフの中村です。
2017年、ブログ初めとなります。
今までのブログは、「お客様よりお引き取りする」お話がメインでしたが、今回は「お引き取りした後の流れ」についてご紹介しようと思います。
3R+R=MOTTAINAIの精神
まず初めにこの言葉です。
「もったいない」って、外国語に訳せない日本語だけの単語ということをご存知でしょうか?
ケニア出身のワンガリ・マータイさんが「もったいない」に感銘を受けた後、この意思と概念を世界中に広めるため、他の言語で該当するような言葉を探されたようです。
しかし、自然や物に対する敬意や愛などの意思が込められているような言葉が外国語では見つからなかったようです。
また「3R+R」を一語で表せる言葉も見つからなかったそうです。
※「3R+R」とは、環境問題でよく出てくる3R「消費削減(リデュース)・再利用(リユース)・再生利用(リサイクル)」に尊敬(リスペクト)を足したものです。
まだ使用できるはずなのに、様々な理由で不要品として処理されてしまう「ゴミ」と呼ばれる家電製品。
年式がかなり古い物や完全に故障してしまっている物以外、ほとんどのものがちょっとした修理をすれば直す事ができます。
しかし、日本では修理して故障するまで使い続けるという古き良き習慣が薄れ、少し壊れたら新しいものを買うという「大量消費社会」へと大きく変化してます。
これは、環境にも優しくないですしもったいないですよね。
おまかせリサイクルはそんなもったいない精神で環境汚染も考え、全ての回収品をリサイクル・リユースしています。
回収品の行方その1 国内リユース
では、回収作業後どのようにリサイクル・リユースしているかを紹介していきたいと思います。
まず回収品は1度弊社の倉庫へ向かいます。
その後検品や故障具合を確認。
年式が新しめで正常に作動する物を提携しているリサイクルショップやリサイクルショップの仕入れ先でもある道具市場へ持ち込んでいます。
ちなみに再販する家電はここで検品・清掃を行い、店頭に並ぶようです。
回収品の行方その2 国外リユース
では、年式が古かったり故障している物の行方はどうなっているのでしょうか。
これが今回のメインテーマです。
結論からいうと、海外などでリユースをおこない全国展開している業者さんに持ち込みます。
それでは、再販が難しい家電の行方をご紹介します。
荷物を積み込み
持ち込み場所が遠いので、数週間に1度しか行けません。
トラックに目一杯積み込みます。
出発
弊社が電化製品を持ち込んでいる業者さんでは、海外で修理してリユースされているので作動しなくても買取していただけます。
安全走行が1番、スタッフの新井です。
朝方は道路が空いているため気持ち良く走行中。
到着
そして到着です。
弊社の拠点である浪速区からだと1時間ほどで到着しますが、常時混んでいるため順番待ちが必要です。
倉庫内へ進んで行き、家電製品一台一台しっかり確認をしていきます。
少しカメラを意識している中村です。キリッ。
冷蔵庫に関しては年式と部品があるかを確認。テレビに関しては画面が割れていないか配線コードがあるかを確認。
買取値段が変わるそうです。
(ブラウン管テレビも持ち込む事ができます)
「どんどん渡してー!」と、スタッフは、回収作業をしている私よりも力強くスピーディーです。
奥の方には色々な家電が積み上げられています。
まさに都市から生まれる宝箱やぁ〜!笑
すべての確認作業が終わったら、タブレット端末を見ながら再チェックをし、最後に精算です。
スタッフのみなさんはお揃いの帽子とユニホームを着て、迅速かつ丁寧に作業をしていただけました。
この業者さんでは電化製品の他に、小型家電、家具、おもちゃ、衣類と様々な物を買取していただけます。
おまかせリサイクルでは再販が難しいものなどを、このような方法でリユースに繋げています。
最後までお読みいただきありがとうございます
リサイクル・リユース目的でお客様より不要品を回収する上で、お客様に一つの疑問が生まれるかもしれません。
「回収した物をまた売るなら、作業料金を取らなくても良いんじゃない?」
ということです。
これは実際にお客様から言われることがありますf^^)苦笑
しかし、私たち回収スタッフの利益を最大限少なくし、コストカットを徹底しても
- ・ガソリン代やトラックの修理代
- ・電話代やインターネット代
- ・HP管理更新費用
- ・倉庫の家賃や光熱費
- ・検品、清掃スタッフの賃金
と、どうしてもかかってしまう経費があります。
そのため、お客様より作業代金を頂戴しているのです。
環境のためにも、何卒ご理解ご協力をいただければ幸いです(^^)
それでは、本年もよろしくお願いします。